先日、我が家の全自動洗濯乾燥機が故障しました。
我が家の家電のエースの戦線離脱です。
それはもう大変でした。
我が家はかれこれ5年以上ベランダに洗濯物を干していません。
洗濯ができないのでコインランドリーに通いました。
便利なものに慣れると、もう戻れませんね。
今日は生活の便利さと豊かさについて書きます。
全自動洗濯乾燥機が我が家に来るまでは
我が家に全自動洗濯乾燥機が来るまでは
①洗濯機で洗濯・脱水
②洗濯物をハンガーに掛ける
③洗濯物を干す
④洗濯物を取り込む
⑤洗濯物をたたむ
⑥洗濯物をしまう
の6つの工程がありました。
ところが!
全自動洗濯乾燥機は②から④の工程を全部自動でやってくれるのです!
便利ですよね。
さすが我が家の家電のエース!
「天日干しの方が気持ちいい!」
というのもわかります。
でも共働き子育て世代で何より優先すべきは
時間
です。
本当に便利で重宝しています。
全自動洗濯乾燥機が我が家の「買ってよかった家電」のダントツNo.1です。
ブラックボックス化は生活を豊かにするのか?
ところで便利な道具は私たちの生活を豊かにするのでしょうか?
例えば一昔前の洗濯機は「二層式」でしたよね。
二つの籠があり、一つは洗濯用、もう一つは脱水用でした。
洗濯が終わったら、もう一つの籠に洗濯物を入れ替えてから脱水しました。
今の全自動洗濯機はこの洗濯と脱水を一つの籠でやってくれます。
しかも自動で!
二層式洗濯機を知らない子供達は、全自動洗濯機がどのような作業をしているのか知らないかもしれません。
このような作業工程がブラックボックス化することは生活を確実に便利にしてくれます。
でも、生活は豊かになっていると言えるのでしょうか?
便利さをとるか、豊かさをとるか
便利さをとると豊かさを失うことがあります。
例えば「出汁」をとることです。
最近は出汁パックなどと便利なものがあります。
しかも便利なだけでなく、結構おいしいんですよね。
水の量さえ間違えなければ、安定したおいしさが保証されます。
不味く味噌汁を作ることの方が難しいくらいです。
でも、やっぱり違うんですよねぇ。
出汁をとると。
昆布で出汁をとった後、鰹節を入れて出汁をとると一味違います。
これからの季節はお節料理やお雑煮なんかにも使います。
「そんなに味の違いがわかるの!」
と突っ込まれると自信はないですが・・・。
お正月料理なんかには出汁パックだとなんだか寂しいものです。
この出汁パックは出汁の取り方をブラックボックス化しています。
近い将来、出汁は昆布や鰹節などでとることを知らない人が多数という時代が来るかもしれません。
その時代は便利な時代かもしれません。
でも、どこか豊かさを失った時代とも言えそうです。
これが我が家の全自動洗濯乾燥機の故障から感じたことです。
全自動乾燥洗濯機修理していただきました。
現在、快適に暮らしています。
私の心は便利さを選んでいるのかもしれません・・・。