教育を学校現場からアップデートする! 〜manabinoheya 〜

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「割れ窓理論」で学校を変える

みなさん「割れ窓理論」をご存じですか?

 

「ブロークンウィンドウ理論」とも呼ばれています。

環境犯罪学の理論です。

 

アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが考案した理論です。

建物の窓が割れているのを放置すると、その周辺の窓も破られていくというもので

小さな犯罪を放置していると、重大犯罪につながるというものです。

 

「そんなの知ってるよ!」

 

という声が聞こえてきますが、日常生活の中でも活用できます。

 

私はクラス担任を持っているときは、常に意識していました。

今でも意識して教員をやっています。

 

今日は「割れ窓理論」を活用した学校改善についてお話しします。

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「割れ窓理論」(「ブロークンウィンドウ理論」)の実践例

1994年にジュリアーニ氏はニューヨークの治安回復を公約に市長に当選しました。

当時、ニューヨークといえば殺人などの重犯罪が多いというイメージがありました。

実際に重犯罪が多かったようです。

 

そこで、市長に当選したジュリアーニ氏はニューヨーク地下鉄や町の落書きを消したり、万引きや違法駐車など軽犯罪を徹底的に取り締まることにより、重犯罪を激減させました。

 

私は10年以上前にこの理論を知ったときに

 

「これだ!」

 

と思いました。

 

 

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クラス経営に「割れ窓理論」を適用してみた

学校は荒れていた

タバコや飲酒をはじめ、あまりここで書けないようなことまで、毎日のように生徒指導に追われていました。

 

とにかく生徒指導が途切れませんでした。

 

そこで何か良い方法はないかと思っていた時に出会ったのが「割れ窓理論」でした。

 

教室の整理整頓を徹底した

とにかく身の回りの整理整頓をさせました。

 

ゴミの投げ捨てをなくし、ロッカーや机の中を整理させました。

小さな服装や頭髪の乱れについても直させました。

 

この小さな声かけの積み重ねが大切なんですよね。

 

小さなことでも直させるには、生徒達を観察していなければできません。

 

結果、毎日のようにコミュニケーションをとることになります。

 

中には、わざと眉毛を少しだけいじってきます。

私が気づかないと不満そうなんですよね。

 

「先生、何か気づかないの?」

 

なんて自分から話してくるようになりました。

 

結果論かもしてませんが、生徒達との人間関係がよくなりました。

 

 

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生徒達の小さな変化を見逃さない

生徒達の小さな変化に気づくためには、毎日観察していなくてはなりません。

 

毎日観察するには、生徒に対して興味がなければ続きません。

 

学校において、服装を良くさせたり、学校の美化を進めることにも意味がありますが、何より

 

「生徒達に興味を持つこと」

 

が重要です。 

 

これは誰にでもできることです。

 

誰にも理解でき、実践できることは非常に有効な方法です。

 

もし、何かうまくいかないことがあったら、「割れ窓理論」を利用してみてください。

 

 

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