世の中ではサブスクリプション型のビジネスモデルが流行っています。
トヨタ自動車も【KINTO】というサブスクリプションのビジネスモデルを始めました。
サブスクリプションは動画配信のHuluやNetflixが身近なところです。
また、音楽配信のSpotifyを利用している人も多いのではないでしょうか。
このサブスクリプションモデルについて考えます。
サブスクリプション方式のビジネスモデル
音楽や動画だけでなく、コンタクトレンズや各種サービスとサブスクリプションモデルが多くなりました。
最近ではコンピュータソフトなどもサブスクリプションを利用しています。
アドビシステムズはこれで成功したことは記憶に新しいところです。
私にとって身近なのは、やはり動画配信のHulu、Netflixと音楽配信のSpotifyです。
では、サブスクリプションのメリットとはなんでしょうか。
人によって感じ方は異なるでしょうが、私は便利さとお得感だと思います。
例えば、動画配信で考えてみると、一つのコンテンツで様々な動画を見ることができます。
わざわざDVDを借りに行かなくても、アプリを変えなくても視聴できます。
コンテンツ量も豊富です。
そして何より安いです。
何本見ても、何時間見ても定額です。
食べ放題は時間が制限されます。
でも、動画配信は何時間見ても定額なのです。
お得なのはサービスを受ける側だけではありません。
むしろサービスを提供する側に大きなメリットがあります。
それは、定期的に安定した収入を得ることができることです。
DVDを発売しても、発売当初は売れますが、徐々に売れなくなります。
季節などの時期によって売れるものもあります。
しかし、定期的に固定の収入があると浮き沈みが少なく企業も安定します。
だから企業はサブスクリプションモデルを導入したいのです。
トヨタのサブスクリプション【KINTO】とは
トヨタのKINTOというサブスクリプションは
- 車両代
- 車両オプション代
- 諸登録費用
- 任意保険
- 自動車税
- 定期メンテナンス代
- 故障修理代
などの料金が全てコミコミで月々定額制(3年間)というものです。
※走行制限などもあります。【月間走行距離(1,500km)×利用月数 3年満了時で54,000km】
そのほかの特徴は、ネットで申し込みができるということです。
販売店には車を引き取りに行く時だけだそうです。
3年間経つと別の車に乗り換えることもできるのです。
これからの時代は車を所有するのではなく、シェアする時代になると言います。
また、電気自動車や自動運転技術が進んでくると、更に新たなサービスが生まれるでしょう。
サブスクリプションで注意しなければならないこと
サブスクリプションは便利であったとしても、注意しなければならないこともあります。
もちろん、使いすぎてしまうこともあります。
しかし、私が気になるのは、仕組みがわからないということです。
料金の仕組みがブラックボックス化しており、料金について企業からの言い値でしか契約できないということです。
そこが便利なところである反面、便利な世の中において仕組みが分かりにくくなっているのです。
みなさんは、スマートフォンの料金体系や料金の内訳を理解していますか?
私は、正直いうと分かりません。
細かいところを知ったところで、何も変わらないかもしれません。
今後、便利な世の中になるに従い、更に仕組みも複雑になります。
子ども達は、物事の仕組みを知ることなく、様々な技術やサービスを利用することになります。
物事の本質や仕組みが見えにくい世の中において、それを見ようとする姿勢を失ってはいけません。
トヨタのKINTOというサービスを知り、こんなことを考えました。