72の法則をご存知ですか?
資産運用などで、お金が2倍になる期間がわかる簡単な法則のことです。
複利計算であることが前提です。
例えば、年利2%(複利)で銀行にお金を預けると、元本が2倍になるのは何年かかるでしょうか?
「1.02を何乗したら、2を超えますか?」
と言い換えても良いでしょう。
実際に、1.02を36乗すると、2.03988734・・・・となり、2を超えます。
つまり、年利2%(複利)で銀行に預けると、元本が2倍になるのに36年かかります。
これを72の法則を用いると、簡単に求めることが出来ます。
72を年利(複利)で割ると、2倍になるのに必要な回数(年数)が出てきます。
72の法則
- 年利(単位:%)× 年数(単位:年) = 72
- 【年利:複利】
この場合ですと
72÷2(%)=36(年間)
と計算できます。
36年間運用するのは、ちょっとリアリティーがないですね。
少なくとも、私はイメージ出来ません。
これが、年利12%だったら、
72÷12(%)=6(年間)
ということになります。
逆に、8年間で2倍にしたいのであるならば
72÷8(年間)=9(%)
となり、年利9%(複利)で運用すれば良いということになります。
この数字はあくまで概数です。(注意!)
おおよその期間や利率を求めるのには便利です。
上ではあえて、2倍になる回数(年数)と書きました。
今の例えは年利で考えました。
ここで、スパンのパラメーターをいじってみます。
例えば、2%ずつ成長させ、そのスパンを1ヶ月で考えてみます。
すると
72÷2(%)=36(ヶ月)=3(年)
36年間運用すことはあまり、リアリティーがないと上で書きました。
しかし、3年だったらいけそうではないですか。
感覚の問題ですが・・・。
さらに、スパンを1週間にしてみると
72÷2(%)=36(週間)=9(ヶ月)
となり、1年以内で2倍になります。
試しに、スパンを1日にしてみると
72÷2(%)=36(日)=1.2(ヶ月)
となります。
複利パワーってすごいですね!
これを1%にしてみると
72÷1(%)=72(日)=2.4(ヶ月)
となります。
日々、1%ずつ成長させることって、出来そうな気がしませんか?
もちろん、何事も続けることは大変です。
しかし、毎日1%の成長を心がけ、粘り強く続けると良い結果が出るかもしれません。
「毎日1%の成長を続ける」
これを心がけたいと思います。
複利であることに注意!