教育を学校現場からアップデートする! 〜manabinoheya 〜

変化の激しい時代。子供達の幸せのために、学校現場から教育をアップデートします!

部活動をやらない教員のメリットとは何か

f:id:manabinoheya:20191129212020j:image

今年度は部活動をやらない生活を送っています。

教員になって初めての経験です。

部活動をやらない教員のメリットとデメリットをまとめてみます。

 

 

部活動をやらない教員のメリットとは

土日祝日が休み

最大のメリットは土日祝日が休みだということです。

これは大きな魅力です。

 

部活動をやっていると、連休をとるなんてことが難しくなります。

年間に何回もとれません。

 

でも、部活動をやっていないと毎週連休なんです!

 

肉体的にも非常に楽です。

 

休みの日に行っていた

部活動に関する勉強や研究も必要なくなります。

 

 

自分の時間が生まれます。

 

 

www.manabi2018.com

 

家族との時間が生まれる

家族とすごす時間が本当に増えました。

 

子供はすぐに大きくなってしまいます。

子供の成長の瞬間に立ち会える機会が増えます。

これは非常に幸せなことです。

 

そもそも教員の仕事とは

子供の成長を感じる仕事です。

 

我が子の成長を感じられないくらいに

忙しい教員の仕事とは何なんでしょうか?

 

家族を大切にできてこそ良い仕事ができるというものです。

 

 

www.manabi2018.com

 

自分のペースで仕事を進められる

部活動の仕事は多岐に渡ります。

 

総合的なマネジメント能力が必要です。

 

練習の計画はもちろん、試合の計画や運営にも携わります。

生徒個別のマネジメントから部活動全体のマネジメントも必要です。

日々の生徒の状態の観察から声掛け、保護者への対応などもあります。

お金の管理も地味に大変な仕事です。

 

これらの仕事が、日常業務の間に入ってきます。

 

先生の中には、部活動中心に自分の仕事が

回ってしまっている人もいるくらいです。

 

部活動の指導が無いと授業と校務分掌に集中できます。

 

すると比較的自分のペースで仕事を進められます。

 

多少忙しくても、自分のペースで進められる事は気分的なゆとりを生みます。

 

 

www.manabi2018.com

 

 

教員が部活動をやらないデメリットとは

部活動手当が無い

当然のことです。

 

月に数万円の収入減です。

 

部活動をやっていると時間がないために

お金もなかなか使えません。

 

部活動をやっていないと

時間はできますがお金がないという状況になります。

 

固定費と可処分所得のバランスを考えると

この数万円が大きです。

 

でも私は時間の方が大切だと感じています。

 

 

www.manabi2018.com

 

部活動でのやりがいを感じられない

これも当たり前です。

 

自分の好きな競技であれば尚更です。

 

部活動が大好きであればあるほど

教員としての魅力が薄れるかもしれません。

 

教員としてモチベーションの

大きな低下を招く人もいるでしょう。

 

でも私は大丈夫そうです。

 

 

www.manabi2018.com

 

 

学校で疎外感を感じる

自分の気持ちの問題かもしれません。

 

「部活動はやらなければならないものだ」

 

という気持ちがどこかにあります。

 

その気持ちが自分の中で悪さをします。

スパッと割り切れれば全く問題ないのかもしれません。

 

でも教員は比較的、真面目な人が多いと思います。

 

全員が部活動を持たないのであれば問題ないのでしょうが

それが一部の人だとすると

この疎外感はなかなか拭えないかもしれません。

 

 

www.manabi2018.com

 

 

まとめ

私は教員生活の中でほとんどの期間を

いわゆる正顧問として活動してきました。 

 

休みが少なかったものの、そのことに対し疑問を感じていませんでした。

 

 

むしろ部活動をやらない先生に対し

 

「なぜ、やらないのだろう?」

 

とさえ感じていました。

 

 

しかし、世の中の変化もありますが

今年度、部活動から完全に離れることにより

考え方が大きく変わりました。

 

私の結論は

 

 

「部活動はやらない方がメリットが大きい」

 

 

ということです。

 

部活動の良さは理解しているつもりです。

 

 

部活動をやりたくて教員にをやっている人も多くいます。

 

しかし、部活動があるために

若い人が教員を目指す事を避けているという事実から

目を背けてはいけません。

 

そして、そのことが現在の教育現場に大きくマイナスに作用しています。

 

 

私は大きな社会問題だと思います。

 

 

教員という職業は部活動以外においても沢山のやりがいがあります。

 

部活動以外の部分において

教育の充実を図るべきではないかと私は考えます。

 

お金や人という資源は有限です。

 

有限な資源を有効に活用するためにも

日本の教育に対する議論が必要だと考えます。

 

皆さんも是非、考えてみてください。