授業だけの教員、部活動だけの教員
自由な時間が増え、自分の研究や関心ごとに
集中できる環境となります。
教科の専門性を追求すると
授業にも深みが出るでしょう。
部活動においても自分の専門を徹底的に
研究でき今より科学的な指導になるかもしれません。
しかし、時間との引き換えに
経済的には苦しくなります。
それでも好きな事にとことん熱中できるなら
構わないという人もいるでしょう。
一方、この給料では教員はできないと
考える人も少なくないはずです。
民間企業と待遇面で比較すると、
教員のなり手がいなくなるかもしれません。
そこでこの状況を打開するための方法を考えてみます。
ワークシェアリングを学校に導入する。
授業が終了した状況を想像してみます。
いわゆる放課後です。
教員は、大きく3つのから選択する事になります。
①部活動
②教務、進路指導などの公務
③副業
副業?
公務員は副業をできるのでしょうか?
基本的には認められていないはずです。
(一定の条件が整えば認められることもある様です。)
では、副業はどの様に行うのでしょうか。
そこで、公立学校を独立行政法人化します。
これならば副業も可能なはずです。
部活動がメイン人は
授業が副業になるのかもしれません。
放課後の部活動はいわゆるクラブチームになります。
生徒はお金を払わなくてはなりませんが
その分、質の良い指導を受けられます。
施設も充実するかもしれません。
では課外授業はどの様になるのでしょうか?
上記の様に3つに分けることを考えます。
ここではあえて、③の副業に分類してみます。
すると、教員側もお金を貰って講義するわけです。
質が悪ければ仕事になりません。
仕事にするためには、質を上げなければなりません。
この「講義」という質の高いサービスを
提供することにより、給料をもらうのです。
これにより日常の「授業」の質も高くなるはずです。
これでwin-winの関係になります。
部活動においても「良い指導」をしなければ
人が集まりません。
指導、コーチングの質が問われます。
体罰やパワハラなんてあり得ません。
質の高い「サービス」を提供しなければ、レッスン代は支払ってもらえません。
「生徒」=「お客様」
サービスの質を求められます。
極端な想像かもしれません。
だがあり得ない話ではありません。
少なくとも現在の学校(特に公立学校)は
「サービス」という視点が不足しています。
もちろん「サービス」ばかりに目が向くと
教育は上手くいかないという意見もあるでしょう。
しかし、この様なワークシェアリングという
「仕組み」を導入すると
授業や部活動のスキルが上がるだけでなく
公務関係も効率よくなるはずです。
各自がそれぞれの部署においてプロ意識と
知識・技術を持たなければ仕事にならないからです。
学校において業務の削減や効率化について議論するよりも
いっそう上記のシステムを導入すれば解決するはずです。
場合によっては、学校のコンペに教員が副業で参加し
入札するなんて未来もあるかもしれません。
大切なのはすべての事において
プロフェッショナルな仕事を求められる事です。
甘くない世界でしょう。
しかし、その覚悟がないと
変化の激しい未来は乗り切れないと考えています。