アクティブラーニングは課題の設定を誤ると大変なことになります。自分の描いていた生徒達の学びとは異なる方向に進み、軌道修正をするのはなかなか大変です。だからこそ教師の課題に対する理解やその思いが具体的にイメージできていないと良い授業にはなりません。見方を変えれば、アクティブラーニングは一斉授業よりも教師の教材に対する理解や生徒達の理解度合いがよく現れる授業形態と言えます。
振り返れば、私は一斉授業を行なっていた昨年度までよりもアクティブラーニングに切り替えた今年度は、教材研究をかなり行うようになりました。また、当然のことですが、自分の授業の振り返りもより客観的に行うようになりました。そのため、今までよりも生徒達のつまづきに対して敏感に気づけるようになりました。当たり前のことですが、授業研究を行えば行うほど、課題の設定は上手くなりますし生徒達の理解も深まります。教材研究をするのが楽しくなりました。