2022年度から高校の指導要録の記入の仕方が変わります。
大きな変化の一つが、「評価」です。
小中学校のように「観点別評価」が新たに加わります。
最近、私の勤務校で研修会を行いました。
「観点別評価」についての研修会の様子について書きます。
評定は評点からつけるのではない
私はこれまで、評定を評点からつけていました。
でも、違うんですよね。
あくまで、観点別のA、B、Cの3段階で評価します。
つまり、
1「知識・技能」
2「思考・判断・表現」
3「主体的に学習に取り組む態度」
の3つの観点をA、B、Cの3段階で評価するわけです。
これを評定に落とし込みます。
この評価をどのように評定に換算するのかを決める必要があります。
評点を使わないで評定を出すことが課題です。
各単元の評価をどのように観点ごとの評価に落とし込むのか
観点別評価から評定をつけることも大変ですが、各単元の評価をどのように観点別評価に落とし込むのかが難しいところです。
単元別評価は3種類です。
しかし、各教科の各単元は3つ以上ある場合があります。
これから研究が必要だと考えています。
「主体的に学習に取り組む態度」をどのように評価するのか
「主体的に学習に取り組む態度」の評価は、全く先が見えません。
①「粘り強い取組を行おうとする側面」
②「自らの学習を調整しようとする側面」
の2つを同時に評価していきます。
2つのバランスも取る必要があるようです。
これらを踏まえてあと約2年で評価方法を整備しなくてはなりません。
今回の研修は、本に例えたら「前書き」の段階でしょうか。
まだ、目次にも逹していないように思います。
更に勉強が必要であると感じました。
今後、勉強の成果をここでお伝えできたらと思います。